羊毛とのふれあい。
今日は羊毛と触れ合うワークショップでした。
お天気に大大大!!的に恵まれ、のどかで幸せなひつじ時間を過ごすことができました。
ひつじとご挨拶。
今日は刈られた毛のスカーディング(汚れを取り除いて)、部位による仕分けをして、紡ぎに適した部分、フェルトに適している部分などをわけていく作業、そして羊毛を洗ってサンプルづくりまでの過程を体験。嬉しい楽しい予想外の糸紡ぎ体験まであって、本当に贅沢な一日でした。
今日の毛刈りは一歳の子。
ヴァージンウール(生まれて初めての毛刈りをする子の毛。二回目以降に刈る毛よりも柔らかいそう)。
ものすごく暴れるのかなとおもっていたけど、おとなしく刈られてました。
身ぐるみ剥がされるとはこのことですね。。。
羊毛はとってもオイリー。ラノリンをいう油が毛についていて(ラノリンは化粧品に使われるオイルだとか)、毛を触るだけで手がベトベトとしてきます。
羊毛洗いは汚れを落とすだけではなく、この油も落とす目的があります。
(ちなみに油を落とさない羊毛でセーターなどを編むと水をはじくそうです。そう、漁業が主な産業のアイルランドのアラン諸島で作られるアランセーターは防寒と防水を兼ねているそう)。
刈ったばかりの羊毛でそのまま糸を紡いでみて、その感触を確かめてみたり。
米ぬかを袋に入れてお湯に浸して、そこに羊毛を入れて油と汚れを落とします。
あとは干すだけ。
本当でしたら、羊毛は米ぬか湯や洗剤を溶かしたお湯に一晩ほどつけておきますが、今回はその過程をやってみるということで、小一時間ほど浸けておいてゆすいで干しました。
さて、これは何を作っているのでしょうか??
なんと石と枝で作った糸紡ぎ道具! もしかしたら糸紡ぎの原初あたりはこんな感じで紡いでいたかもよ!! というよしこさん(今日の講師の方)の発想で、石を拾って枝をつけて、さっき刈った羊毛でみんなで紡ぎ体験。道具からその場で作るなんて〜〜、予想外の展開。笑
ひつじ仕事と共に過ごすことで四季が生活に入ってくること、糸を紡ぐという行為、昔から使われているスピンドルという道具が何を象徴しているのか、糸を紡ぎ、身を守る衣服をつくること。そこに込められる思いや願い。などなどなどなど、、、、とても面白いお話しがよしこさんから紡ぎだされて、、 しばし脳内トリップの旅へ。笑
カーディング。
今回の羊毛はとても柔らかく、毛も長く、す~~~っと伸びる感触が気持ちよく。
牧場主の駒込さん。
講師のよしこさん。
そしてご参加くださった皆さん。
サポートしてくださった皆さん。
ありがとうございました。
また秋に、贅沢なひつじ時間、過ごしましょう。