糸紡ぎ隊のひつじツアー。
ヴェ~~~~♪(こんにちは!私たち黄金山牧場のひつじです♪)
昨日、糸紡ぎ隊のひつじツアーを開催しました。
なんとこのひつじブログを見て、ぜひ糸を紡いでみたいとお声をかけてくださった方、牧場に栗拾いに来た時に、以前行った 羊毛フェルトでコースターを作るWS
のチラシを見てご参加くださり、ぜひ糸紡ぎもやりたいです!とお声をかけてくださった方にお声をかけて、午前は牧場見学、午後はことこと家で糸紡ぎという一日中ひつじなツアー♡ 皆さん、仙台からお越しいただきました。
とても頑張ったオスのひつじを囲んで牧場主の駒込さんからひつじのいろいろを聞いて。ひつじのミルクはとれるんですか?といった質問も。ひつじのミルクは一回でだいたい500ml出るそう。それはミルクとして出荷するには少量すぎるし、赤ちゃんひつじにきちんと飲ませてあげたい、などといったお話も。
火にあたりながらこの牧場について、今後の展望についてなど駒込さんからお話し頂きました。駒込さんとしてはお肉だけでなく(ここの牧場のひつじは食肉用のサフォーク種です)、羊毛や皮も活かしていきたいとの事。まるごと全部でひとつの命。もうこれは、羊を飼って育てているからこそ生まれる言葉だと思います。駒込さんの壮大な展望や想いに皆さん感心していました。駒込さん、いつも暖かく迎えてくださりありがとうございます。
さて、ランチはだての里さん美味しいランチを頂きました。ゴージャスな(でもお値段はひかえめんです!)ランチ、写真とったんですがブレブレでした。。
午後はことこと家にて糸紡ぎ。涌谷のひつじ&手芸仲間もしばし合流。
皆さん、原毛を処理する段階からやりたい!(刈った羊毛を洗うところから)とのことだったのですが、都合により今回は洗ったものを使う所から体験していただきました。
こちらはカーディング。羊毛を梳いて毛並をそろえていきます。この時に羊毛についているゴミもだいたい落ちていきます。この方はこの作業にはまり、ずっとカーディングしてました。笑
カーディングしたものを丸めて紡ぎやすい状態に。
糸紡ぎ。スピンドルという紡ぎ用の道具でくるくると羊毛に撚りをかけていきます。これが最初はなかなかむずかしい。ほんとに手の加減になるので、これは繰り返し繰り返しやって、身体で覚えていくしかありません。
ちょっと色を混ぜて思い思いの毛糸を作ります。
カーディングしてスピンドルで羊毛に撚りをかけた状態は単糸の状態。単糸を二玉作り、その単糸同士を並べてさらにスピンドルで撚りをかけて初めて双糸(毛糸)になります。双糸にするまでは結構根気のいる作業。
双糸にしているところ。かわいい毛糸ができてきています。根気がいるけど楽しい作業。
毛糸の完成!
これだけの毛糸を作るのに三時間弱はかかりました(もちろん初めての糸紡ぎということもありますが)。例えば帽子をひとつ編むとしてどれだけの毛糸を紡げばいいのか、これはもう気が遠くなる作業です。ホームスパンの商品のお値段に納得せざるを得ません。皆さんも”こ~れ~は大変!”と身をもって感じていたようです。
今回、糸を紡ぎたい!とご要望くださった糸紡ぎ隊の皆さんは、手しごとLOVE♡の方々。私がお願いして皆さんに手しごとの作品を持ってきてほしい!とお願いしていました。
これらは全部草木染で色を染めたもの。紫蘇や葡萄など沢山の植物たちで色づいています。素敵です!
手編みの靴下と手織りのコースター。織りもいいな~~。
これ、何だと思います? なんと木に刺繍してひつじさんに毛を着せてあげるんです。かわいい!!
他にも鳥とかはりねずみとかあるんだそう。
これは麦わらで作るストロースター。美しい~~。
ひつじの木刺繍とストロースターは手しごとのワークショップなどを開催している Branchさん の作品。これ、ワークショップで作れるんですよ~~。
Branchさんは ”ワークショップや手しごとを通じて、子供も大人もワクワクする時間、コト、モノをデザインします” をコンセプトに活動されてます。
私もひとつ作らせてもらいました。
もこもこじゃ~~~。笑
こんな感じで日が暮れるまで、手を動かしながら、あれやこれやとおしゃべりしながら楽しい時間を過ごしました。
皆さんも存分に楽しんで頂いたようですが私も皆さんとお話しすることで、再確認すること、発見、今後の展開などいろいろいろいろ刺激を頂きました。 ひつじから頂いたこのご縁に感謝。
今回、仙台からお越しいただいた皆さん、駒込さん、涌谷メンバーの皆さん、ありがとうございました!