サフォークの旅

サフォークの羊毛を喜びに。

サフォークの旅

ここは宮城県涌谷町。時は749年、聖武天皇の発願によって進められた奈良東大寺の大仏建立事業。大仏本体の鋳造が完成間近となったが、大仏様を覆う肝心要の金が圧倒的に不足。そんななか、陸奥国小田郡出金山から金がとれたぞ!という知らせが届く。そこから日本のゴールドラッシュ時代の幕開けとなり、そして752年、無事大仏様が完成し開眼供養会が行われたのである。そう、その陸奥国小田郡出金山とは現在の涌谷町にある黄金山。黄金山は涌谷町のほぼ中央にある箟岳山塊のひとつであり、当時はこの箟岳山塊一体を指して黄金山と呼んでいたらしい。

 

その箟岳山の中腹に羊の牧場がある。その名も”黄金山牧場”。なんて縁起のいい羊たちだろう。笑

 

羊たちは栗園に放牧され、栗園の草を食べ、栗は羊たちの糞が肥料となり秋には収穫される。山の中腹にある牧場は景色も最高で、広がる緑と空とメェ~~~と草を食む羊たちとでなんとものどかで平和な風景。癒されます。。

 

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 そんな羊たちはサフォーク種という食肉用の羊たち。そう美味しいラム肉になるのです。。 お肉は無事に出荷され人に喜ばれながら人を養いますが、羊の毛は行き場がなく(需要がないのですね、、)、仕方なくそのまま放置されているか廃棄されています。

牧場主に大切に育てられている羊たち。お肉だけでなく羊毛も人々に喜ばれる形でなんとか活用できないものかという思いから始まるサフォークの旅。

 

始まり、始まり。。

 

 

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